2018年02月11日

南葵音楽文庫~アンサンブルレッスン


このところ毎週末、県立図書館に通って
南葵音楽文庫(なんきおんがくぶんこ)という
徳川頼貞(とくがわよりさだ)というお殿様の収集したコレクションについての講義を受けている。
あちこちの大学から週変わりで先生が来てくれて
面白いエピソードと貴重な音源を聴かせてくれるという
何とも贅沢な試みだ。
昨日は「ケーベル先生と徳川頼貞」。
林(りん)先生の番だった。
まだ中学生だった頼貞が触れた
はるかロシアから来たケーベル先生の弾くピアノとその温かい人柄

そしてケーベル先生が
オペラ好きな日本人に開いたフルオーケストラの世界
その事についてのお話しだった。
そして
同じ県立図書館の2階のメディア・アートホールでは

東京芸術大学から講師を招いて
公募されたすごく若い音楽学生達が

グランドピアノの前に座った先生と
バイオリンを携えた先生の前に
椅子を並べて座り
呼ばれては一人ずつ
時には二人三人ずつ立って
ピアノに寄り添い
あるいはピアノとバイオリンに挟まれて
先生と一緒に演奏しては
色々な視点から先生の導きを受けて
何度も演奏を繰り返してみる
その過程を目の当たりにした。


筆者も中学生まではピアノを習っていたが
間違えた箇所を通りすぎて演奏する技を身に付けられず
そこに周りの人間が嫌気をあらわにした事もあって
毎日ピアノを弾く生活から遠ざかっていた
その事実がずっと自分を苦しめ続けていた事に
改めて気付かされた想いだった。
ピアノは湿気を嫌うものだけれども
昨日がざんざん降りの雨の日で良かったと思う。
芽吹いた想いがちゃんと根を張り伸びてゆくのを感じた。
中学生だった頼貞が
その後ずっと音楽を愛し
その想いを社会に還元し
そこにまとまった形で遺した沢山の文献あるいは楽譜が
現代に生きる私達の
演奏したり耳にしたりして楽しむ事の出来る
音楽として
息づいている事実
それにハッキリと気付く事が出来て
これからも生きていけると思った。



Posted by セノールマンキ at 18:13│Comments(0)
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