2018年01月08日

華麗なる饗宴Vol. 8~疾風勁草~ドビュッシー没後百年記念

華麗なる饗宴Vol. 8~疾風勁草~ドビュッシー没後百年記念
昨日の昼下がりの事
ここは和歌山市狐島FOXYテラス1階
LURUホール(ルルホール)。
華麗なる饗宴Vol. 8~疾風勁草~ドビュッシー没後百年記念
この日は午後2時開演のピアノとチェロのコンサート
『華麗なる饗宴Vol. 8 Fetes Galantes~ 疾風勁草~ 』が開催されるとあって
全33席のLURUホールは聴衆で溢れ返っていた。
※コンサートは原則、撮影が禁止されている為
以下の画像は出演者の方が「ここからは撮影オッケーですよ。」と申し出てくださった事により撮れたものでありますゆえ。
華麗なる饗宴Vol. 8~疾風勁草~ドビュッシー没後百年記念
ピアノは天羽博和(あもうひろかず)さん
チェロは石川博之さん(いしかわひろゆき)さんであった。
プログラムは
ドビュッシーのピアノ独奏曲全曲演奏の内の
今回8回目を数える
晩年の作品群から
「12の練習曲」第1集と
「ピアノとチェロのためのソナタ」である。
華麗なる饗宴Vol. 8~疾風勁草~ドビュッシー没後百年記念
華麗なる饗宴Vol. 8~疾風勁草~ドビュッシー没後百年記念
このコンサートのテーマである「疾風勁草(しっぷうけいそう)」という言葉が
筆者はずっと気になっていたのであるが
(というか、この言葉が気になって今回の席を申し込んだのであるが)
疾風勁草とは
疾風の中でも倒れない草
疾風吹き荒ぶ中でも倒れないという事によって、その草がとても強い草であると証明される
そういった意味合いなのだと
ピアノの天羽さんが解説してくれた。
ドビュッシー自身が体調思わしくなく、
死が見え隠れする病に苦しみながらも、
世界大戦による不安定な時代の中だからこそ書き上げてしまわなければならない、と
あらん限りの情熱でもって残した作品群が今回のコンサートの曲目だという。
筆者はお恥ずかしながら
クラシックのコンサートを聴くのは
先日、県文で開催された『南葵音楽文庫寄託記念 読売交響楽団コンサート』含め2回目なのだが
もともと習っていたので大好物のピアノの演奏をたっぷりと楽しんだ上に
チェロの色々な弾き方を間近で見ながら音色を楽しみ
まるで夢見心地のひとときだった。
例えるならピアノは
小鳥の鳴き声や木々のさざめきといった感じの音で
チェロは不意に流れてくるおいしいにおいを追いかけていく感じだった。
華麗なる饗宴Vol. 8~疾風勁草~ドビュッシー没後百年記念
これは石川さんの1909年オランダ製チェロのケースに書いてもらったという著名なチェリストのサインである。



Posted by セノールマンキ at 14:35│Comments(0)
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